NLP

「マンガでやさしくわかる NLP

山崎啓支(著)サノマリナ(作画)日本能率協会マネジメントセンター


NLP神経言語プログラミング)は、課題解決や目標達成に役立つ実践心理学です。発祥の地、米国では「脳の取り扱い説明書」といわれているそうです。

人間はプログラムの無いまっさらな状態で生まれて、その後「体験」と「言葉」によって様々な「プログラム」を身につけていくことになります。そして、このプログラムの質が幸・不幸を決めるということです。


NLPは、無意識の性質をよく理解し(言語的に把握する)、言葉(言語)を使って感覚をコントロールすることを可能にします。つまり、無意識に翻弄されていたことを、意志的にコントロールできるということです。


この本によると、豊かな人生を送るために「身体感覚をコントロールする方法」を学ぶことは大切だということです。

どうすれば、身体感覚は変わるのか?身体感覚的反応は刺激の内容が変われば変わります。刺激の内容とは、無色透明な出来事+それに被せたイメージです。

例として犬恐怖症の人、犬好きな人がいます。犬自体は良いも悪いもありません。(無色透明)。そこに価値観というイメージを被せて見てしまうので、反応に違いがでます。

刺激の内容を変えるには、被せているイメージの部分を変えれば良いということです。真実は変えることはできませんが、イメージはいつでも変えられます。


それからコミュニケーションの視点からNLPを考えることができます。人は、「安全・安心」を感じると心を開きます。信頼関係を作ることが大切です。信頼関係を作るには、相手と自分に共通している部分を発見し、それを相手にわかりやすく示すことがいいそうです。これをペーシングといいます。ペーシングのポイントは、相手に合わせることです。姿勢、表情、動作、声の調子、呼吸、価値観などです。


この本を読んでNLPはいろいろな場面で使うことができると思いました。人は変化することができると思います。