「時が止まった部屋」 小島美羽 原書房
孤独死について問題提起された本です。
遺品整理・特殊清掃の仕事をしている著者が,ミニチュアを通して孤独死を見つめ直しています。
日本では年間約3万人が孤独死をしていると言われているそうです。孤独死は,周囲とのコミュニケーション不足によって起こります。
著者が作ったミニチュアは孤独死をした現場です。
それを見ると,その部屋の住人が不器用ながらも生き,何を思って死んでいったのだろうと思いました。
誰にでも起こり得る死。どのような形で死んでいくのかはわからないものだなと思いました。