疲れないからだ

「究極の疲れないカラダ」 仲野広倫 アチーブメント出版


スポーツカイロプロラクターの著者が,疲れないカラダを手に入れる方法について書いた本です。

機能運動性を高めれば,究極のカラダが手に入ります。

機能運動性とは,柔軟性(関節の可動域),安定性(筋肉の強さ),バランス(動きの協調性)の総合得点で,カラダを動かしたいように動かせる能力です。

腰痛などの痛みに悩まされている人は多いと思います。

急性の激しい痛み以外は動いた方がラクになるということです。正しいカラダの使い方をするだけで,壊れている部分に負担がかからずに痛みを感じなくなります。

本書には,正しいカラダの使い方の例もあげられています。

座り方や立ち方,寝る姿勢,物の持ち上げ方などが紹介されています。そのなかでも呼吸の仕方が興味深かったです。

やり方は,腰の飛び出した骨のやや内側を人差し指で押さえます。骨盤をつかむように手を添え,大きなろうそくの火を消すように息を一気に吐きます。押さえている指が押し返されるような感覚があれば,カラダに力が上手く入っています。その状態で腹式呼吸を行います。

呼吸は無意識のうちにしているものですが,ともすれば,ないがしろにしてしまいがちです。正しいカラダの使い方をして,疲れないようになりたいなと思います。