しんどい母

「しんどい母から逃げる」田房永子

小学舘


この本は、著者のお母さんとの確執のこと、そのお母さんから逃げた時のことが書かれています。

著者は心理的にお母さんと一体化したような感じで生きてきたそうです。日常生活では、勝手にやることが決まっていて何がなんだか分からない。自分で考えたり悩んだりする前に、お母さんの考えで物事が進んでいく。自分の納得できないという気持ちを無視して押しこめて疲れはてる。自分の中には何もなくて、自分以外のすべてが自分だと思っていたそうです。

この本を読んで、うまくいっていない親との関係を見直して、心を癒していく作業をすること。大変な作業ですが、本当の自分を生きていくために必要なんだなと思いました。

私がやりたかったらやればいいし、やめたかったらやめればいいんだ。私が決めていいんだ。私の自由なんだ。私は私の思った通りにしていいんだ。