太らない

「世界最新の太らないカラダ」ジェイソン・ファン 多賀谷正子 訳


しっかりとしたエビデンスにもとづいた医師からの視点で書かれた本です。カロリー制限や運動ではやせないといったことなど、今まで常識だと思っていたことが間違っていたことを知りました。やせたくてもなかなかやせないわけです。やり方が間違っているんだから。


肥満の原因は、体内のホルモンのバランスが崩れることによって体重の設定値が高くなりすぎることだそうです。因果関係のあるホルモンは、「インスリン」と「コルチゾール」です。


食事を摂るとインスリンが大量に分泌され、糖や脂肪の蓄積が促されます。食事をしない時間はインスリンの分泌量が低く、グリコーゲンや脂肪が燃やされます。つまり、インスリンが過剰に分泌される状態が続くと、脂肪の蓄積が増えるということです。それに血糖値とは無関係にインスリン値は上昇します。インスリン値を下げることが大切だとわかりました。


減量のための手順は、この本では次の通りです。

ステップ1「添加物の摂取」を減らす

砂糖や人工甘味料などの添加糖は真っ先に減らすほうがいいです。

食べてもいいデザートは、新鮮な季節の果物、ナッツ類、チーズ、カカオ70%以上のダークチョコレートなどです。でもそもそもは、間食をやめることです。

そして朝食は食べても食べなくてもいいそうです。いい朝食とは、ヨーグルト、オートミール、卵だそうです。飲み物は、水や炭酸水、お茶です。

ステップ2「精製された穀物の摂取」を減らす

小麦粉やでんぷんで加工されたベーカリー製品はさけるほうがいいです。炭水化物は天然のものを丸ごと加工されていない状態で摂るといいそうです。キヌアやチアシード、豆類がおすすめです。

ステップ3「たんぱく質の摂取」を減らすステップ4「いい脂肪」をもっと食べる

ヴァージンオイルがいいです。

アボカドはヘルシーです。

ステップ5「食物繊維」をもっと食べる


ファスティングも効果があります。代謝がよくなり、体が元気になり、血糖値が下がります。正しい方法で健康になりたいと思います。